家電量販のデオデオ(広島市中区)などの持ち株会社エディオン(大阪市)とビックカメラ(東京)が、2007年2月に結んだ資本・業務提携の解消に向けて検討していることが31日、分かった。
両社は互いに株式3%ずつを持ち合い、役員も相互に派遣している。提携した当初は「2年間をめどに経営統合に向けた協議を進める」としていたが、ビックカメラ側が「時期尚早」とエディオン側に申し入れ、同年3月、経営統合協議は白紙撤回となっていた。
業務面での提携についても、エディオンのオリジナル商品をビックカメラで販売するなど一部にとどまり、提携効果は薄かったとみられる。