安芸高田市向原町の児童や生徒9人が、日ごろの思いなどを語る「青少年の声を聞く会」が31日、同町の向原公民館であり、市民約250人が集まった。
昨年8月、市の交流事業で同級生2人とシンガポールを訪ねた向原中2年田村真衣さん(13)は「英語を話さないと通じない環境では積極性が大切。滞在先の家族の思いやりにも支えられた」と報告した。
市内の病院で看護体験をした向原高2年門口沙貴さん(17)は「足を洗ってあげた入院女性から何度も感謝され心に染みた。力不足かもしれないが、私は必ず看護師になる」と語った。
発表後、向原小の6年生26人が和太鼓の演奏を披露し、盛んな拍手を受けた。
【写真説明】演奏を披露する向原小の6年生