2009年02月01日(日) 15時00分
若麒麟容疑者を送検 吸引方法、不審な点も(中国新聞)
大相撲の十両力士、若麒麟真一(本名・鈴川真一)容疑者(25)の大麻所持容疑事件で、神奈川県警は一日、大麻取締法違反容疑で若麒麟容疑者を送検した。
県警によると、同容疑者は一月三十日、友人のミュージシャン平野力容疑者(30)とともに、乾燥大麻約十六グラムを東京・六本木の音楽CD販売店事務所で所持していたとして現行犯逮捕された。逮捕時の調べに「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めていた。
吸引方法について「葉巻の中身をくりぬき、中身を大麻と混ぜて葉巻に戻して吸っていた」と説明しているが、県警幹部は「大麻を葉巻と同じように吸うことは通常ありえない」と指摘。県警は、吸引回数も含め供述に不自然な点が多いとして慎重に裏付けを進める。
若麒麟容疑者は一日午前、中原署から県警のワンボックスカーで出発。まげ頭に黒い上着姿で、後部座席で顔を伏せていた。
同署前には前日から報道陣が詰め掛け、約六十人に。近くの相撲ファンの無職今野三千男さん(76)は「こんなに報道陣が集まったのは見たことがなく、事件の大きさを物語っている。ほかにも大麻を吸った力士がいるとは思いたくない」と残念そうに話した。
また県警は一日、平野容疑者と、別の人物への大麻譲渡容疑で逮捕したCD販売店社員の川中嶋達樹容疑者(21)も送検。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902010151.html