インターネット犯罪から身を守る方法を学ぶ「サイバーセキュリティ・カレッジin広島」が31日、広島市中区の原爆資料館であった。広島県警と県インターネットセキュリティ対策推進協議会などが主催し、約130人が参加した。
「情報流出」をテーマに、中国管区警察局の担当者がパソコン2台を使い、ウイルス感染によって個人情報が流出する被害実態を紹介。ネット上に掲示された個人IDを悪用してパソコンに侵入され、銀行口座番号や暗証番号が盗まれるプロセスを大型モニターに映し、ウイルス対策ソフトの導入などを求めた。
インターネットや携帯電話を利用したサイバー犯罪の増加から、政府が2年前に導入した「情報セキュリティの日」(2月2日)に合わせた取り組み。県警が、昨年県内で発生したサイバー犯罪の事例なども紹介した。
【写真説明】参加者にウイルス感染の実例を説明する中国管区警察局の担当者