大不況時代の農業経営を考える「新春夢を語る会」が31日、広島県世羅町下津田の津名自治センターであった。米や畜産、花など地元で農業を営む6人がパネリストとなり、活性化の方策を探った。
津名地区振興協議会が主催し、60人が聞いた。転作作物の大豆に力を入れる集落法人代表惣中敏之さん(68)は「米中心の日本型食生活が戻る」と予測。2年前に脱サラしアスパラ栽培をする沖田正治さん(52)は、不況を踏まえ「敬遠された農業に目が向けられる時代」と力を込めた。
【写真説明】農業の未来について意見交換した「新春夢を語る会」