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2009年01月31日(土) 21時20分

<奈良産大>硬式野球部に半年の出場禁止…元監督不祥事受け毎日新聞

 奈良産業大学硬式野球部元監督の整骨院が療養費を架空請求したとされる問題で、近畿学生野球連盟(岡本好二理事長)は31日、大阪市内で臨時理事会を開き、1月20日から7月19日まで6カ月間の公式戦出場禁止とする処分を決めた。全日本大学野球連盟への上申などを経て、正式決定する。4月開幕の春季リーグ戦は処分期間中に行われるため参加できない。

 春季リーグは全試合不戦敗扱いで1部最下位。日程的に入れ替え戦出場も認められないため、秋季リーグ戦では2部に降格することになる。

 また、合同練習は2月末まで、公式戦以外の対外試合も4月19日まで3カ月間、禁止する。岡本理事長らは「選手たちにも自律・自戒の精神を持ってもらうための苦渋の決断」と説明した。

 さらに、藤原忠理前監督と松岡力前コーチ=ともに問題発覚後に解任=を無期限の謹慎処分とした。大学側の調査結果では、2人に不正の意図はなかったとされたが、同連盟は「指導者として『知らない』では通らない」と、責任は免れないと判断した。

 大学の調査委員会がまとめた中間報告によると、元監督は整骨院が経営難に陥ったことから07年1月〜昨年11月、部員たちに白紙の「療養費支給申請書」に署名させる手法で不正受給を繰り返した。藤原前監督らは、元監督の依頼を受けて部員に署名させるよう仲介していたとされる。【野村和史】

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