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2009年01月31日(土) 23時54分

京都・建仁寺の木造十一面観音座像盗難スポーツ報知

 31日午後4時半ごろ、京都市東山区小松町の建仁寺で、境内にあった「木造十一面観音座像」が盗まれているのを寺の僧侶が発見、東山署に届けた。寺の防犯カメラに不審な行動をする男が写されており、同署が関連を調べる。

 建仁寺によると、仏像は国宝や重要文化財には指定されていない。

 調べでは、同日午後1時半ごろ、寺の関係者が拝観客を案内した際は異常はなく、午後4時半ごろ、閉館のため僧侶が見回ったところ、仏像が盗まれていたという。

 建仁寺によると、境内の防犯カメラに午後1時半ごろから午後4時ごろまで、仏像が安置されていた場所に何度も出入りする不審な男が写されていた。男は60歳ぐらいで身長約165センチ。黒いコートにうぐいす色のセーター姿。眼鏡をかけ頭髪が薄いという。

 建仁寺は1202年創建。臨済宗建仁寺派大本山で京都五山の一つ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090131-OHT1T00283.htm