2009年01月30日(金) 11時32分
鈴香被告控訴審 「不自然、不合理、不真面目…」改めて死刑求める(産経新聞)
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、1審で無期懲役判決を受けた無職、畠山鈴香被告(35)の控訴審第6回公判が30日、仙台高裁秋田支部(竹花俊徳裁判長)で開かれた。検察側は弁論で、「死刑を選択することはやむを得ない」などと改めて死刑を求めた。弁護側も弁論を行い、この日で結審する。
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検察側は、長女、彩香ちゃん=当時(9)=事件について、鈴香被告が彩香ちゃんを日頃から疎ましく思っていたことなどから「殺意を持って川に突き落とした」と指摘。2軒隣に住む米山豪憲君=同(7)=殺害の動機は「自身に向けられた彩香ちゃん殺害の疑惑をそらすため」とし、控訴審で豪憲君殺害の動機などについて「分からない」などと証言を後退させたことについては、「不自然、不合理、ふまじめ、不謹慎だ」などと厳しく批判した。
その上で、被害者感情が激しいことなどを説明、「不遇な生い立ちを斟酌(しんしゃく)した1審判決は理解できない」として、死刑は避けられないとの判断を示した。
一方、弁護側は長女、彩香ちゃん=当時(9)=事件における殺意を否定するなどして減刑を求める方針とみられる。
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