2009年01月30日(金) 11時18分

任天堂(7974)がストップ安、業績・配当予想の減額を発表（サーチナ）

　任天堂 <7974> が4000円安の2万8300円ストップ安に売られ、あと、ストップ安売り気配で前場を終えた。大証1部値下がり率ランキングで2位だ。29日に、今2009年3月期連結業績予想及び配当予想を減額修正したことから失望売りが膨らんでいる。朝方から売りが殺到し、寄りつかないまま売り気配を切り下げ、ストップ安水準で寄り付いたもの。ストップ安気配で42万株弱の売りものとなっている。

　今期営業利益は前期比9％増の5300億円と過去最高を更新する見通しだが、従来予想6300億円から大幅減額修正となった。欧米中心に据え置き型ゲーム機「Wii」本体や携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の販売好調は続いている。が、為替の前提を円高の方向に見直し売上高、営業利益とも従来予想を下回る。また、純利益は前期比11％減と5期ぶりに減益となる見通しだ。年間配当については従来予想を260円下回る1370円（前期実績は1260円)に引き下げた。

　携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」本体を除く、据え置き型ゲーム機「Wii」本体並びにWiiソフト、DSソフトの販売計画を下方修正したことから、アナリストの投資判断引き下げが目立つ。（ストック・データバンク＆チャートブック編集部）

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