韓国で昨年12月に女子大生(21)を強姦(ごうかん)目的で拉致・殺害した容疑で警察に逮捕された畜産業の男(38)が30日、ソウル市郊外の京畿道で2006年から続いた女性の失踪(しっそう)事件について、女性7人を殺害したと供述、複数の遺体が見つかった。
男の4番目の妻は05年に火災で死亡、この際に男は4億8000万ウォン(約3100万円)の保険金を受け取っており、保険金殺人の疑いでも捜査が再開された。
韓国では通常、警察がマスクで容疑者の顔を隠させて現場検証などをするが、男の顔を見せろとの声も出ている。
同地域では1986—91年にも9人の女性が殺害され未解決のまま06年に公訴時効が成立、これをモデルに韓国映画「殺人の追憶」が作られた。今回の事件では「殺人魔が戻ってきたのでは」とのうわさも出たが、逮捕された男と9人殺害との接点は見つかっていない。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090130-OHT1T00268.htm