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2009年01月30日(金) 07時27分

巨額詐欺容疑  元社長ら再逮捕読売新聞

 仙台市の娯楽施設経営会社「大慶商事」による巨額詐欺事件で、県警は29日、元社長西山昭善(54)(東京都墨田区)、韓国籍で元副社長鄭圭泰(72)(仙台市宮城野区)、財務部の元副部長及川克也(51)(同市太白区)の3被告を詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕した。税理士で元常務熊谷隆被告(79)(同市宮城野区)についても同容疑で追送検する方針。

 発表では、西山被告ら3人は2004年8月末頃、名取市の温泉付き娯楽施設の土地建物に、極度額7億4000万円の根抵当権を設定していた政府系金融機関の仙台支店に対し、同業者に約16億4000万円で売却したにもかかわらず、「同業者と5億円で売買契約がまとまりそうだ。根抵当権の解除に応じてほしい」とうそを言って債務を減額させ、差額計約4億6200万円の利益を不当に得た疑い。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090129-OYT8T01204.htm