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2009年01月30日(金) 17時48分

マンションを大麻畑に 屋内栽培では過去最大 埼玉産経新聞

 埼玉県警薬物銃器対策課と大宮西署は、大麻取締法違反(栽培)の疑いで、さいたま市北区吉野町の無職、赤沼弘一容疑者(37)を逮捕し、30日にさいたま地検に送検した。

 調べでは、赤沼容疑者は1月6日、さいたま市西区佐知川のマンションで、大麻草94株を栽培した疑い。

 部屋から大麻草452株(約4・7キロ)や栽培器具、栽培マニュアル本約30冊などが押収された。県内の室内栽培で押収された大麻草の量としては過去最高だという。

 調べに対し、「自分で使うつもりだった」などと供述しているという。量が多いことから、県警は密売目的で栽培していた可能性もあるとみて調べている。

 赤沼容疑者は、平成20年9月から、月9万円の家賃で4LDKのマンションを借り、大麻草の栽培専用に使っていた。

 赤沼容疑者は、ホームセンターで購入した器具を組み合わせ、大麻草を水耕栽培。同時に300株が栽培でき、自動で水が循環し、炭酸ガスが供給される本格的なものだったという。

 調べに対し、「ヒップホップ系の音楽が好きで、ジャマイカに行って大麻を覚えた。ジャマイカでは根を使うので、葉っぱは捨てるつもりだった。種は去年の2月、アメリカの友人にもらった」などと供述しているという。

 さらに、「栽培のマニュアルはインターネットや書店で買った。妻の命日から大麻草の栽培を始めた」などとも供述しているという。

 今年1月、マンションの住人から「異臭がする」と通報があり、大麻草の栽培が発覚。赤沼容疑者は1月7日、乾燥大麻約6グラムを所持していたとして、大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕されていた。

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