【パリ=林路郎】フランスで29日朝に始まった主要8労組による全国規模の時限ストは同日午後、パリやマルセイユなど全国の主要都市でデモ行進が行われ、最大労組「フランス労働総同盟」の発表で計250万人が参加した。警察発表は100万人。
官公労の組合員に加え、金融など民間企業の労働者も「雇用の安定」を求めて多数参加し、デモは2007年5月のサルコジ政権発足以来、最大規模となった。悪化するフランスの雇用情勢の深刻さが浮き彫りになった形だ。
パリ市内では、100人規模の参加者が警官隊と衝突し、1人が負傷、13人が逮捕された。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090130-OYT1T00493.htm