今春卒業予定の大学生や高校生らのうち、企業から採用内定を取り消された人は、今月23日時点で271社の1215人に上ることが30日、厚生労働省のまとめで分かった。
前回調査(昨年12月19日時点、172社・769人)に比べ、1・5倍以上に増えた。文部科学省の今月5日時点のまとめでは1171人だった。
厚労省の調査は全国のハローワークを通じて実施。内訳は大学生や短大生らが1009人、高校生が206人。1215人は、厚労省が調査を始めた1993年度以降では最悪だが、同省は「今回は過去の調査よりも掘り起こしが進んでいる」とも説明している。
業種別では、不動産業が32社282人で最多。ほかに製造業88社274人、サービス業52社218人など。
今回から、事業所の所在地がある都道府県別の人数も発表された。最も多かったのは東京都の79社466人で、愛知県23社127人、大阪府21社86人、神奈川県18社55人と続いた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090130-OYT1T00349.htm