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2009年01月30日(金) 22時30分

アイレム、PSP「絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-」テーマは「地震」。通信プレイなどの新要素を搭載して登場Impress Watch


 アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社は、PSP用サバイバル・アクションアドベンチャー「絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-」を、4月に発売する。価格は5,040円。アドホックモード対応。

 「絶体絶命都市3」は、都市災害をテーマとした作品「絶体絶命都市」シリーズの最新作。オフィスビルやショッピングセンターなどが立ち並ぶ島「セントラルアイランド」を舞台に、地震という身近に発生する可能性のある災害によって引き起こされる人間ドラマを疑似体験することができる。

 ゲームのメインとなるのは、オフィスビルや住宅などが立ち並ぶ島「セントラルアイランド」を舞台に、さまざまな人間ドラマが展開される「ストーリーモード」。倒壊するビルや崩れ落ちる地面などから逃れつつ、比較的安全な場所やアイテムを探しながら島からの脱出を目指す。

 「セントラルアイランド」には、巨大地震の発生により大怪我をして身動きが取れない人や不安と恐怖に押し潰されそうになっている人など、さまざまな状態に陥っている人々が存在する。これらの人に出会い、互いに助け合いながら、自分や仲間の身を守っていく。

 なお本作の無料体験版が、「PlayStation Store」で配信されている。この体験版では、主人公・香坂直希でゲーム序盤のプレイを楽しめる。必要なメモリースティックの容量は66MB。本体験版をプレイするには、PSP本体のシステムソフトウェアを「バージョン3.95」以上(最新バージョンは5.03)にアップデートしておく必要がある。

【登場キャラクタ】

 本作には、災害時の心理状態を表わす「生命力ゲージ」やプレーヤーの選択・行動によって変化する主人公の性格、実用性の高い「災害マニュアル」や最大4人まで同時にプレイ可能な「通信プレイモード」が新要素として追加される。災害マニュアルや災害シーンは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が監修。

・生命力ゲージ

 本作では、災害時の心理状態を「生命力ゲージ」として表現。生命力ゲージは、HPバーとストレスバーで成り立っており、仮に生命力ゲージの値を100とした場合、ストレスバーが0のときはHPバーの上限は100だが、ストレスバーが20になるとHPバーの上限が80になる。

 HPバーは、余震による揺れで転倒したり、他人に酷いことを言われたりすることで減少。HPバーが0になるとゲームオーバーとなる。

 ストレスバーは、不安や恐怖心による“ストレス”によって増加。優しい言葉をかけられたり、心にしみる歌を聴くことなどで減少する。ゲームに収録されている歌(主題歌・挿入歌)は、シンガーソングライターの飯田舞さんが歌う。

・主人公の性格

 主人公の性格は、会話での選択肢の選びかたやプレーヤーの行動によって変化。「タイプA:情熱型」、「タイプB:冷静型」、「タイプC:臆病型」の3つに分類され、性格によってストレスの増減値も異なる。例えば、タイプAだと地震で転倒した場合に受けるストレスは「中」だが、タイプCの場合は「大」になる。

・災害マニュアル

 ゲームを進めていくと「災害マニュアル」を集められる。災害マニュアルでは、ゲームの攻略に役立つ情報だけでなく、実際の災害にも応用できるアドバイスも紹介されている。非常時にPSPを持ち歩き、必要なときに集めた情報を閲覧するなど、実用性も高い。

・通信プレイモード

 シリーズ初搭載となるモード。通信機能(アドホックモード)を利用して、最大4人まで同時にプレイできる。このモードでは、与えられたクエストで、決められたエリア内を仲間と移動しながらさまざまな条件を満たしていき、最終的に指定された脱出場所にたどり着くとクリアとなる。

 プレイ可能なクエストは、ストーリーモードを進めるごとに追加される。

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