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2009年01月30日(金) 18時33分

NTTドコモ、18歳未満のユーザーにフィルタリング自動適用を開始Impress Watch


 NTTドコモは30日、18歳未満のiモード契約者に対して、フィルタリングサービス(アクセス制限サービス)の自動適用を順次開始した。アクセス制限サービスを既に利用済みまたは自動適用不要と申し出た場合を除き、対象者にはアクセス制限サービス「iモードフィルタ」が自動的に適用される。

 NTTドコモでは、20歳未満の新規契約者については、親権者からの同意が無い場合にはアクセス制限サービスを適用する施策を既に実施している。さらに既存の18歳未満の契約者についても、2008年11月からアクセス制限サービスの利用意向確認を実施。既にアクセス制限サービスを利用しているか、自動適用は不要と申し出たユーザーを除いて、アクセス制限サービスを自動適用する。

 自動適用の対象となるのは、生年月日が1991年3月1日以降で、本人名義でiモード契約をしているユーザー。ただし、自動適用開始日の前日の時点でアクセス制限サービスを利用しているユーザーや、2008年2月1日以降にiモード契約または名義変更・継承をしたユーザー、自動適用不要の申し出をしたユーザーは対象外となる。

 自動適用の開始日はユーザーの誕生月によって異なり、1月〜4月生まれのユーザーは1月30日から、5月〜8月生まれのユーザーは2月6日から、9月〜12月生まれのユーザーは2月13日からそれぞれ自動適用される。自動適用の対象となった契約者が18歳以上となった場合でもサービスは自動的には解約されず、ユーザー側で解約手続きを行う必要がある。

 4月1日には、いわゆる「青少年ネット規制法」(青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律)の施行が予定されており、この法律では携帯電話・PHS事業者に対して、利用者が18歳未満の青少年である場合には、保護者からの申し出がある場合を除いてフィルタリングサービスを適用することを義務付けている。

 今回のNTTドコモの措置は法律の施行に対応するもので、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの各社も2月以降、同様の措置を実施する予定としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090130-00000036-imp-sci