2009年01月30日(金) 19時00分
企業業績の急落、鮮明に=4−12月期決算発表がピーク(時事通信)
上場企業の2008年4−12月期決算の発表が30日、ピークを迎えた。昨秋からの世界的な金融危機と同時不況を受け、ホンダが大幅減益に陥り、NECと富士通は経常損益が赤字に転落。日立製作所は通期の純損益が7000億円の巨額赤字に落ち込むという業績予想修正を出すとともに、緊急改善策を発表した。日本経済のけん引役を担ってきた自動車、電機だが、大幅な需要減少と円高による急落ぶりがさらに鮮明になった格好だ。
新興国の高成長の恩恵にあずかってきた海運、商社でも、世界的な荷動きの停滞などにより、商船三井、三菱商事が今期業績予想を下方修正。製造業以外にも、世界同時不況の影響が急速に広がっていることを映し出した。
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