【モスクワ29日共同】鳥取県境港市の水産加工会社「日吉水産」所有のカニかご漁船第38
面会は日本時間の同日午後一時ごろ、港に近い施設で約一時間にわたって行われた。船越漁労長は、安藤船長ら乗組員全員の健康状態などに問題はないと述べた。
一方、ロシア国境警備当局は二十九日、ナホトカ港に連行した同船の捜査を始めたと発表。
当局は違法操業の疑いがあると主張しており、漁獲許可の書類を持たずにロシアの排他的経済水域(EEZ)に入った理由などについて安藤船長らから事情聴取し、積載している漁獲物を調べると説明。船長は冷蔵のカニ、三百ケース以上を積んでいると申告したという。
日本総領事館によると、第38吉丸は二十八日夜ナホトカ港に接岸。職員は船を現認したが、乗組員との面会が許されず、二十九日にあらためて折衝した。
鳥取県によると、第38吉丸は二十七日、境港市の北約四百八十キロの「北