マツダが28日発表した2008年12月の生産販売実績によると、国内生産は5万2524台で前年同月比42.5%減と単月で過去最大の下落率となった。世界的不況で減産を本格化させたため。一方、08年通年の国内生産は前半の好調を反映して107万8690台と15年ぶりに100万台を超えた。
昨年末の急激な落ち込みをあらためて裏付けた形。今月は本社宇品工場(広島市南区)防府工場(防府市)で夜勤を休止しており、生産は3万台程度になる見通し。在庫調整を急ぐため、低水準は当面、続きそうだ。
12月の国内生産の減少は2カ月連続。同月下旬に両工場で約7年ぶりの休業を2日間実施し、主力のアクセラが38.6%減、デミオが25.1%減った。