昨年11月に廃止された関門海峡の周遊船を復活させようと、下関市に新しく海運会社が生まれた。再開を望む観光関係者らの声を受け、4月の運航を目指し、九州運輸局や市と協議を進めている。
新会社は香川県の海運会社ソフィアの100%出資による「チャレンジ」で、資本金1000万円。定員200人と40人の2隻を用船。海峡内の巌流島経由で下関市唐戸と北九州市門司港の両桟橋を結ぶコースをはじめ、赤間神宮や門司のレトロ地区周辺などを回る12コースの申請を目指す。利用客の要望を探りながら運航スケジュールを調整していくという。
【写真説明】チャレンジ社が関門海峡周遊観光船として投入を予定している200人乗り遊覧船