三菱重工業神戸造船所(神戸市)が開発したコミュニケーションロボットと交流し、ものづくりの魅力を伝える出前授業が28日、三原市小泉町の小泉小であった。
同社が実用化を目指している「wakamaru(ワカマル)」2体が訪問。約120人の児童を前に「アイタカッタ」「ソチラニムカイマス」などと言葉を発して動きだすと「すごい」と歓声が上がった。
技術開発リーダーの日浦亮太さん(36)が、モーターで動く構造やカメラで人の顔を認識する仕組みを説明した。子どもたちは一緒に両手を上げて体操したり、握手したり。簡単な会話もできるロボットの機能を学んだ。
ワカマルは高さ約1メートル。愛らしい顔と黄色いボディーが特徴で、2003年に同社が発表した。病院の受け付けなどに試験的に導入され、現在も開発が進んでいる。
【写真説明】三菱重工業が開発したロボットと握手をする児童たち