福山市緑町の緑町公園のばら花壇で、バラの所有者(オーナー)名と品種名が記されたプレート232本が割られるなどしていたことが28日、分かった。公園を管理する市の被害届を受けた福山東署は、器物損壊事件とみて調べている。
市公園緑地課などによると、バラのそばに埋まるプラスチック製のプレートは縦約10センチ、横約20センチ。27日に市職員がプレートが割られているのを確認。付属の棒が折られたり、抜かれたりしていた。20日に市職員が見回った際は異常はなかった。バラに被害はなかった。
バラのオーナーは市民団体「ばらオーナー会」が1本2000円で募集。ばら花壇で育つ約5000本のうち、個人や団体が約3300本のオーナーになっている。同会の浦隅俊明会長は「花壇はみんなの憩いの場。誰が何のためにやったのか」と憤っている。
【写真説明】プレートが割れたり、抜かれたりしている緑町公園のばら花壇