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2009年01月29日(木) 01時02分

下水の汚泥、焼いたら金…長野の施設500万円の収入読売新聞

 長野県諏訪建設事務所は28日、諏訪市豊田の県の下水処理施設の汚泥焼却灰に1トンあたり1890グラムの金が含まれていたと発表した。

 昨年10月に金属製錬会社に抽出処理を依頼した1・4トン分の売却収入約500万円が今月末に入る。

 諏訪地方には精密機械工場が多く、汚泥の金は流域の工場が金メッキなどで使った排水が影響しているとみられる。これまでは、廃棄物として処理していたが、ここ数年の金の価格高騰で、金を取り出す処理をしても採算が合うようになった。今年度中に計5トン分の売却を予定しており、経費を差し引いた売却益は約1500万円が見込まれる。

 同建設事務所は「産業廃棄物として経費をかけて処分していたものから収入が得られ、ありがたい。売却益は流域下水道の整備に活用したい」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000002-yom-soci