2009年01月29日(木) 00時45分
天ぷら鍋かけっぱなしで消防出動、留守の間に出張所ボヤ(読売新聞)
28日午後7時40分頃、名古屋市中川区一色新町の中川消防署下之一色出張所(鉄筋2階建て)から出火、1階台所の窓や壁の一部を焼いた。
けが人はなかったが、火災の原因は消防士が夕食のから揚げを作るため、天ぷら鍋をコンロにかけたまま出動したことだった。
同市消防局の発表によると、午後6時半頃から、男性消防士長(37)が職員5人分の夕食の準備を開始。ところが同7時20分頃、火災発生の指令が入り現場に出動し、出張所は無人になった。約20分後、出張所から火が出ているのを通行人が発見、119番した。別の消防車10台が出動し、戻った消防士長も消火作業を行い、約5分後に火を消し止めた。
消防士長は「指令が流れて慌ててしまい、コンロの火を消し忘れた」と話しているという。消防のプロによるお粗末な火災に、横川勝二消防部長は「火災防止の警鐘を鳴らすべき消防署がこのような火災を起こし、大変に申し訳ありません」と平謝り。今後は出前を取るなど、署内で調理をやめることも検討するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000001-yom-soci