2009年01月29日(木) 00時27分
ガザ停戦恒久化へ仲介=米特使、イスラエル首脳と会談(時事通信)
【エルサレム28日時事】オバマ米政権のミッチェル中東特使は28日、就任後初めてエルサレムを訪れ、パレスチナ自治区ガザでの停戦維持に向けた紛争当事者への仲介を開始した。同特使は停戦の恒久化を目指すが、ガザでは27日、イスラエルとパレスチナ武装組織が18日の停戦入り後最大規模の交戦を繰り広げるなど不安定な情勢が続いており、調整は難航が予想される。
同特使は28日、オルメルト首相やペレス大統領らイスラエル首脳と相次いで会談。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスへの対応のほか、イスラエル側の停戦をめぐる最大の関心事であるガザへの武器密輸問題などについて、意見交換した。
ガザでは3週間余の大規模作戦が終わった現在も、エジプトとの境界の地下トンネルを使った密輸が続いている。イスラエル軍はこれを「安全保障上の深刻な脅威」とみており、同日未明には同軍機が停戦入り後初めてトンネルを空爆した。
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