知的財産権における保護の促進を目的とする国際連合の専門機関、世界知的所有権機関(WIPO)は、2008年の特許出願件数を発表した。
まとめによると、出願総数は前年比2.4%増の16万3800件で、過去最高を記録した。
国別では、1位は米国の5万3521件(前年比1.0%減)。以下、2位が日本の2万8744件(同3.6%増)、3位がドイツの1万8428件(同3.4%増)、4位が韓国の7904件(同12.0%増)、5位がフランスの6867件(同3.6%増)となり、1〜5位は前年と同じ順位となった。
企業別では中国の大手通信機器会社、華為技術の1737件が1位。前年より372件増加し、4位から浮上した。
前年1位のパナソニックは、371件減の1729件で2位に後退。前年2位のフィリップス(オランダ)が1511件で3位に、以下トヨタ、ボッシュ(ドイツ)、シーメンス(ドイツ)、ノキア(フィンランド)、LG電子(韓国)、エリクソン(スウェーデン)、富士通の順に続いた。
一方、昨年7位のクアルコム、8位のマイクロソフト、10位のモトローラは圏外となった。(CNET Japan)
関連記事 アップル、「iPhone」のマルチタッチインターフェースに関する特許を取得--米報道 - 2009/01/27 17:22:01 IBM、2008年の米国特許取得件数が単年度で初めて4000件を突破 - 2009/01/15 11:06:01