リコーが3月末までに国内工場で勤務する派遣社員約250人を削減することが29日、分かった。主力の複写機需要の低迷を受けた減産に伴う措置。3月末の契約満了時に更新しない方針。
削減対象は、複写機本体の組み立てや部品生産を手掛けている7拠点になる見通し。厚木事業所(神奈川県厚木市)や御殿場事業所(静岡県御殿場市)のほか、東北リコー(宮城県柴田町)など生産子会社の5工場。
同社は、グループ全体で生産現場に約4300人の派遣社員を抱える。人員削減後も余剰状態は解消されないが、労働時間の短縮などで雇用維持に努めるとしている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090129-OHT1T00188.htm