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2009年01月28日(水) 10時23分

ヤフー、約7年ぶり赤字…08年10—12月期スポーツ報知

 米インターネット検索大手のヤフーが27日発表した2008年10—12月期決算は売上高が前年同期比で1%減少の18億638万9000ドル(約1625億円)、純損失が3億342万8000ドル(前年同期は2億572万3000ドルの純利益)となり、四半期ベースで02年1—3月期以来、約7年ぶりの赤字に転落した。

 景気減速に伴って広告収入が伸び悩んだ上、人員削減関連のコストがかさんだことが響いた。

 同業最大手のグーグルも同期決算では売上高は18%増と増収を確保したものの、68%の大幅減益。ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)のオンライン事業も売上高は前年同期並みとしたが損失を大幅に拡大させるなど各社苦戦を強いられている。

 ヤフーは約1600人規模の減員を実施、退職金など6億ドル近いコストが生じた。

 業績悪化で昨年破談となったMSへの売却話の再燃が取りざたされているが、13日に最高経営責任者(CEO)に就いたばかりのキャロル・バーツ氏は電話会議で「ヤフーを(MSに)売却するために来たわけではない」と述べ、経営基盤の強化を最優先する考えを強調した。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090128-OHT1T00121.htm