鳥取県沖の日本海でカニかご漁船第38
河村官房長官によると、ロシア側は第38吉丸が排他的経済水域(EEZ)内で違法操業したと主張している。
船は同日夕、ナホトカに到着。ロシア極東沿海地方の国境警備当局者によると、二十九日朝に乗組員らから事情聴取し、密漁容疑の捜査を開始する予定。在ウラジオストク日本総領事館は二十八日、ナホトカに職員を派遣したことを明らかにした。
船を所有する鳥取県境港市の水産加工会社「日吉水産」の
鳥取県水産課によると、拿捕されたのは境港市の北約四百八十キロの「北
ロシアの国境警備当局者によると、EEZ内で第38吉丸を臨検しカニを発見。船長は漁獲許可の書類を提示できなかったため、密漁の疑いがあるとして連行したという。
第38吉丸は二十四日午前十時ごろに境港を出港。操業は一週間の予定だった。乗組員は二十—六十代で鳥取県のほか島根県の人もいるという。
一方、鳥取県は二十八日午前、関係者を集めて対策会議を開催。外務省や水産庁などと連絡を取り合い、情報収集に努めていくことを確認した。県水産局長や岩田社長が二十九日、関係省庁を訪れ早期解決を要望する。