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2009年01月28日(水) 10時52分

京都府、裏金1220万円を返還へ 対象全額に利息つける産経新聞

 京都府の裏金問題で、府は28日、知事部局の43部署で見つかった裏金のうち、一時的な立て替え金などに使われた分を除く約960万円を返還する方針を決めた。利息を含めた返還総額は約1220万円。金庫や口座に残っている360万円余りの現金や商品券を充て、残りは管理職を中心に現職職員が支払う方法を軸に検討を進める。

 同日開かれた第三者委員会の会合で明らかにされ、委員会側も了承した。庁内調査で明らかになった裏金の総額は約1380万円。このうち、職員のポケットマネーや立て替え金など約420万円は返還対象から外された。

 利息をめぐっては、民法上の時効に従い、過去5年分の裏金に限ってつける案も示されたが、出納簿に記録がない現金が無利息になることに委員から異論も出たため、返還対象額のすべてに利息をつけて返還総額を確定させた。

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