東京都港区南青山三丁目の土地を約八十九億円で購入したとの売買契約書を偽造したなどとして、警視庁組織犯罪対策四課は二十七日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、都市再生機構の前身の公団元職員で無職
ほかに逮捕されたのは、不動産会社「三洋興産」経営者
組対四課によると、宮崎容疑者らは二〇〇五年四月、約千五百平方メートルの土地と建物を買ったとする契約書を偽造して、港区の不動産会社に示し、購入を持ち掛けた疑い。
同課は宮崎容疑者らが不動産会社から約三億円をだまし取った疑いがあるとみて捜査。交渉の場には指定暴力団山口組系組長が同席し、金の一部が渡った疑いもあるとみて調べている。
この土地は中央区の不動産会社「昭和地所」が所有。偽造売買契約書には、昭和地所の社名と社長名が入った偽の印鑑が押されていた。
同課によると、宮崎容疑者は元不動産ブローカーを自称し一九六〇年ごろに数年間、前身の公団に勤めていたという。宮崎容疑者は契約書を偽造したことは認めているが、三輪、久保の両容疑者は否認している。
周辺の土地は複数の不動産会社や都市再生機構が虫食い状態で所有しており、再開発される見通しは立っていないという。
〇六年五月には、国会で周辺の土地に関連する質問をした国民新党の