倉敷市は27日、減産が続く地元の三菱自動車水島製作所を支援するため、同製作所で生産する軽乗用車、軽ライトバン計50台の本年度内購入などを盛り込んだ緊急経済・雇用対策を発表した。公共事業の前倒しを含め約10億円の本年度補正予算案を、2月上旬予定の市議会臨時会に提案する。
離職者を対象にした臨時職員募集に続く緊急対策の第2弾で、購入する車の内訳は軽乗用車30台、軽ライトバン20台。1993年以前に購入した公用車の更新で費用は約5000万円を見込む。
さらに、道路、学校などの維持・補修や、街路樹整備など公共事業約9億4000万円分の前倒し▽昨年10月以降の離職者への無利子の緊急援護資金貸し付け(一世帯2万円)▽市営住宅8戸の貸し出し—なども実施する。