2006年度に排出された島根県内のごみの総量は前年度から5.7%増の27万2881トンで、3年ぶりに増加し、記録の残る1982年度以降で最多となった。06年7月の豪雨災害の影響とみられる。県民1人1日当たりの排出量は初めて1000グラムを超えて1004グラムとなった。
県廃棄物対策課によると、収集ごみの内訳で最も多かったのは可燃ごみの13万9880トン。以下、資源ごみ(4万5060トン)不燃ごみ(2万5888トン)が続いた。リサイクル率21.2%は前年度と同じだった。
増加の要因は出雲市などに大きな被害をもたらした豪雨災害と考えられる。同市など出雲地区の総排出量は前年度比18.5%増の9万7149トン。不燃ごみ(1万4346トン)は3.8倍となった。水に漬かった家電製品や家具などが不燃ごみとして処理されたとみられるという。