記事登録
2009年01月28日(水) 01時03分

裁判員選任や裁判の流れ、DVDで 最高裁が制作産経新聞

 5月21日に始まる裁判員制度で、裁判所に呼び出した裁判員候補者に、裁判員を選ぶ手続きや裁判について説明するために最高裁が制作したDVDが完成し27日、公開された。撮影には実際の横浜地裁の施設が使われており、最高裁は「分かりやすさを重視した。候補者の不安解消に役立てたい」としている。

 今後、5月21日以降に起訴された対象事件ごとに、50〜100人の候補者が全国60カ所の地裁とその支部に呼び出される。DVDは、候補者の待機(待合)室で裁判所職員が行う説明の冒頭で流される。映像は約15分で、裁判官役の女性がガイドを務め、6人の裁判員を選ぶ流れや、法廷での審理から評議、判決宣告までを動画やCG、テロップをまじえて説明する。

 最高裁によると、制作期間は3カ月、費用は1000万円で全国の裁判所などに配布。近くホームページでも公開する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090128-00000507-san-soci