日本漢字能力検定協会(京都市)が学力向上対策の一環として、大阪府内の小中学生約3万人の児童生徒に無料で漢字検定を実施することが28日、分かった。
大阪府教育委員会によると、2月13日に小学4年生から中学2年生まで約140校の児童生徒が各学校で受ける。来年の同時期にも無料で試験を行い、府の学力対策の有効性を見極める。
府の全国学力テストの結果が2年連続で低迷したことに、同協会側から「漢字検定を通じて学力向上に協力したい」と申し出があったという。
同協会は「大阪府が学力向上に取り組んでいたので、府教委との調査研究の一環として検定料は取らないことにした。今後は全国の自治体とも連携していきたい」としている。
漢字検定は1992年から始まり、年3回実施。2007年度は約270万人が受けた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090128-OHT1T00236.htm