2009年01月27日(火) 01時08分
最高裁 金築・新判事と山崎・新事務総長が会見(毎日新聞)
26日付で就任した金築誠志(かねつきせいし)・最高裁判事(63)と山崎敏充・最高裁事務総長(59)が、それぞれ最高裁で会見した。5月から始まる裁判員制度について金築氏は「裁判所と国民が近くなる画期的な改革。感慨深く、何とか成功させたい」、山崎氏は「円滑な実施が最大の課題。あと115日、しっかり準備したい」と述べた。
金築氏は最高裁判事としての抱負を「憲法判断など法令の解釈が使命。社会・経済の動向を見極め、安定と変化のバランスを取るのが重要」と述べた。
裁判員制度運営で司法行政の責任者になる山崎氏は「裏方として、国民の不安を軽くするため各地裁の活動を支援していく。開始後は制度が定着するよう運用状況を見て改善していく」と話した。
金築氏は大阪高裁長官から、山崎氏は千葉地裁所長から就任した。【北村和巳】
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