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2009年01月27日(火) 00時00分

竹下前広島知事しのび社協葬中国新聞

 広島県知事を3期12年務め、昨年12月に84歳で死去した前県社会福祉協議会長の竹下虎之助氏の県社協葬が26日、広島市中区の広島グリーンアリーナで営まれた。県内の政財界関係者や県民ら約1000人が参列した。

 藤田雄山知事は弔辞で、竹下氏が手掛けた広島空港や山陽自動車道をはじめとする社会資本整備などが「県の発展の基盤に結び付いている」と強調。「ご遺志に沿う道を休まず、たゆまず歩み続けていきます」と遺影に語りかけた。

 林正夫県議会議長は「中国地方の将来を見据えた取り組みなど、常に時代の一歩先を考えながら行動する方だった」。かつて県職員として支えた二橋正弘前官房副長官も「仕事に厳しい一方、カープをこよなく愛し、豪快な笑いとさっぱりとした気性で多くの人を魅了した」としのんだ。

【写真説明】竹下氏の遺影の前で生前をしのぶ参列者(撮影・室井靖司)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901270009.html