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2009年01月27日(火) 23時07分

大証、新興市場統合は来年10月産経新聞

 大阪証券取引所の米田道生社長は27日の定例記者会見で、大証傘下の新興企業向け市場であるジャスダックとヘラクレスの市場統合の時期について、平成22年10月を目標とする方針を明らかにした。米田社長が会見で統合の具体的な時期に言及したのは初めて。

 大証は昨年12月25日付でジャスダック証券取引所を連結子会社化。米田社長は今年9月にジャスダック株を100%取得して完全子会社とし、その後1年間かけて市場統合を実現する考えを表明。「(22年)7月、8月ということもありうるが、普通は下半期スタートだろう」と述べた。

 ジャスダックは今月30日に野村証券顧問の松本学氏を新社長に迎えて新体制がスタートする。6月のジャスダックの定時株主総会を待たずに社長交代に踏み切ったことについて、米田社長は「市場統合、組織統合に向かって、(ジャスダックの)体制を抜本的に見直すことが必要。そのためには新しい体制でやるのが望ましい」と述べた。

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