2009年01月27日(火) 23時04分
常用漢字191字の追加試案、文化審国語分科会が了承(読売新聞)
見直し作業が進められている常用漢字表(1945字)について、文化審議会国語分科会は27日、新たに191字を常用漢字に加えるとしていた同分科会漢字小委員会の試案を原案通り了承した。
29日に開かれる文化審議会の総会を経て、今年春と秋に2度にわたって国民から意見を募り、2010年度に正式決定する。
1981年以来となる今回の見直しでは、「遡」のしんにゅうが点二つになった字や、「餌」のへんの下部が「二」の形をしたしょくへんが初めて加えられる見通しとなったほか、「訃」「宛」「旦」など日常生活の中で自然に覚えるとされてきた字も常用漢字の追加候補になった(写真は主な追加漢字)。
一方、日常生活ではほとんど使われていない「銑(セン)」「錘(スイ・つむ)」「勺(シャク)」「匁(もんめ)」「脹(チョウ)」の5字が消えることも決まっており、新常用漢字表(仮称)では2131字になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000064-yom-soci