記事登録
2009年01月27日(火) 22時56分

都道府県への一元化視野に検証を 京都府、国保制度で産経新聞

 京都府は27日、医療保険制度をめぐり東京都内で開かれた全国知事会の勉強会で、国民健康保険制度の給付主体を都道府県に一元化することを視野に、課題を検証することを提案した。

 国保をめぐっては、受給者の高齢化や医療費の増大で会計が赤字化している市町村が多く、国の地方分権改革推進委員会は昨年5月、都道府県単位への広域化に言及。知事会は都道府県単位の一元化ではなく、国による統一的な医療制度への転換を求めている。

 京都府の山田啓二知事は「都道府県が財政的な理由から責任を逃れるべきではない。国民が安心できる医療保険制度の確立に努力したい」とコメントした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000632-san-pol