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2009年01月27日(火) 21時56分

<イスラエル>検問所付近で爆発 兵士1人死亡、3人負傷毎日新聞

 【エルサレム前田英司】イスラエル軍によると、パレスチナ自治区ガザ地区との境界にあるイスラエル南部のキスフィム検問所付近で27日朝、爆弾が爆発し、イスラエル兵1人が死亡、3人が負傷した。ロイター通信によるとその後、銃撃戦に発展し、パレスチナ人1人が死亡した。

 イスラエルが18日にガザ地区への攻撃を停止して以来、同国側の死者は初めて。イスラエルは事件後、検問所を閉鎖してガザへの物資搬入を停止。バラク国防相は「受け入れがたい重大な事件だ」と述べた。イスラエルは「停戦違反」には報復すると警告している。

 ロイター通信は付近住民の話として、少数の武装メンバーが境界付近に近づいていくのを目撃したと伝えたが、今のところ犯行声明などは出ていない。イスラエル軍の反撃で死亡したパレスチナ人について、ガザの医療当局は農業を営む男性としている。

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