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2009年01月27日(火) 21時11分

肝炎対策基本法「一刻も早く」=国と合意1年、原告団が集会時事通信

 薬害C型肝炎訴訟の全国原告・弁護団は27日夜、国との和解基本合意後1年がたったのを記念した集会を東京都内で開いた。集会には約20人の国会議員を含め、原告や支援者ら300人余りが参加。全国原告団代表の山口美智子さん(52)は「全国に350万人いるすべてのウイルス性肝炎患者を救済する法律を一刻も早く成立させよう」と訴えた。
 集会には、C型肝炎と闘った経験を持つ歌手森進一さんも駆け付けた。森さんは「インターフェロンが効かないタイプだったが、医師に新しい薬ができたから可能性があるといわれ、何とか完治した。皆さんも無理をしないで頑張っていただきたい」と話した。 

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