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2009年01月27日(火) 21時03分

<乳業統合>雪印と日本ミルクで持ち株会社、社長は高野瀬氏毎日新聞

 乳業3位の雪印乳業と同4位の日本ミルクコミュニティは27日、10月1日に持ち株会社「雪印メグミルク」を設立して経営統合すると発表した。08年3月期連結売上高の合算は約5340億円で、同2位の森永乳業(5868億円)に迫る。日本ミルクは雪印乳業が03年に牛乳部門を分離して発足したが、再統合により「総合乳業メーカー」として生き残りを図る。

 新会社の社長には高野瀬忠明・雪印乳業社長が就き、会長には小原実・日本ミルク社長が就く。雪印株1株に持ち株会社株0.2株、日本ミルク株1株に同0.48株を割り当てる。両社は持ち株会社の下に入るが、早期の合併を目指す。

 日本ミルクは、00年の集団食中毒事件などの影響で経営悪化した雪印が牛乳部門を切り離し、全国農業協同組合連合会(全農)などの同部門と統合して03年1月に発足した。会見した高野瀬・雪印社長は「元の雪印に戻らず、新たなスタートをきる」と強調した。小原日本ミルク社長は統合を契機に、ほぼ販売が止まっている「雪印牛乳」ブランドの全国販売を再開したい考えを示した。

 乳業業界は少子高齢化による需要減で経営環境が悪化している。【森禎行、写真も】

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