2009年01月27日(火) 20時12分
<ジンバブエ>首相にツァンギライ議長 与野党対立収拾へ(毎日新聞)
【ヨハネスブルク高尾具成】昨年3月の大統領選後、与野党対立が続くアフリカ南部ジンバブエ情勢について、仲介役の「南部アフリカ開発共同体(SADC)」は27日、最大野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長が2月11日に首相に就任し、連立政権を樹立することで合意したと発表した。
ムガベ大統領とツァンギライ議長らは昨年9月、「ムガベ大統領・ツァンギライ首相」の連立政権樹立に向け、協議開始で合意。しかし、主要閣僚ポストの配分などで対立し、協議は暗礁に乗り上げていた。SADCによると、2月5日に首相ポスト設置のため憲法を改正する。
ただ、SADCによる合意発表後、MDCは「SADCの決定はジンバブエ市民の行き詰まりを長引かせるもので失望した」と声明を発表。連立政権のスムーズな発足を疑問視する声も出ている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000116-mai-int