2009年01月27日(火) 19時12分

「会社の設立資金に」車上狙い２００件　中国人２人追送検（産経新聞）

　埼玉、群馬など４県警は２７日、窃盗の疑いで、いずれも中国籍の熊谷市新堀新田の貿易会社経営、杜伝利（３３）と、熊谷市久保島の同社社員、馬清龍（２７）の両被告＝いずれも窃盗などの罪で公判中＝を追送検した。

　県警は杜容疑者らが平成１８年３月〜２０年８月、埼玉、群馬など５県で車上狙いなど約２００件の犯行を重ねていたことを確認、被害は約６３５万円に上るという

　調べでは、杜容疑者らは２０年４月１６日、秋田県にかほ市の温泉保養センターの駐車場で、パート女性（５６）の乗用車から現金１万円とクレジットカードなどを盗み、同市の銀行のＡＴＭ（現金自動預払機）で、盗んだカードを使い５０万円を引き出した疑い。

　両容疑者はいとこ同士。温泉施設や運動公園の駐車場で、車の窓をドライバーでこじ開ける手口で犯行を重ねていた。

　杜容疑者は２０年９月、熊谷市に貿易会社を設立。「盗んだカネは会社の設立資金や運営に使った。でかい駐車場だと目立たない」などと供述しているという。

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