2009年01月27日(火) 18時27分
地下水から基準420倍のヒ素=工場内の自主調査−石原産業(時事通信)
化学メーカー石原産業(大阪市)の四日市工場(三重県四日市市)の地下水から最大で環境基準の420倍に当たるヒ素などが検出されたことが27日、同社の自主調査で分かった。同社は四日市市に届け出たが、現時点では周辺環境への影響はないとしている。
同社によると、工場内に設置した地下水観測用井戸46地点の一部から、ヒ素のほか、環境基準の75倍の1.2ジクロロエタンなどの有害物質が検出された。ヒ素は、同社が1970年ごろまで硫酸を製造していた過程で、敷地内に野積みしてあった原材料などから漏れ出した可能性があるとしている。
また、工場内46地点をボーリング調査した結果、土壌から基準の32倍の総水銀や7倍の六価クロムなども検出されたが、原因については不明という。
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