2009年01月27日(火) 18時20分
<三菱ふそう>期間従業員25人の中途解約を撤回(毎日新聞)
三菱ふそうトラック・バスは27日、川崎工場(川崎市中原区)の期間従業員25人について、中途解約の方針を撤回し、契約満了まで雇用を続けると明らかにした。本来の契約満了の1〜4月まで、会社規定の賃金を支払う。「途中解雇は解雇権の乱用に当たる」との労働組合などの指摘や政府からの雇用安定化通達を受けた措置。
同社は昨年11月、同工場の非正規従業員(派遣社員520人と期間従業員60人)全員の契約を昨年末で解除することを決め、派遣社員は予定通り打ち切った。ただ直接雇用の期間従業員については、契約期間が残っていた28人のうち、自主退社(3人)を除く25人の雇用を継続することとした。
任期満了後の期間延長はしない。就職活動ができるよう休職扱いとし、一定の賃金を支払う。
いすゞ自動車も昨年末までの予定だった期間従業員約550人の雇用打ち切りを撤回し、任期満了(1〜4月)までの雇用を認めたほか、日産ディーゼル工業も派遣社員の契約途中での雇用打ち切りをやめて期間満了まで雇用する方針。非正規従業員の任期満了までの雇用継続の動きが広がっている。【東海林智、秋本裕子】
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