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2009年01月26日(月) 08時12分

【神隠し殺人】きょう第6回公判、検察が求刑、極刑求めるか?産経新聞

 東京都江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた2室隣の星島貴徳被告(34)の第6回公判が22日午前10時から、東京地裁(平出喜一裁判長)で開かれる。検察側の論告求刑、弁護側の最終弁論を経て結審する。

 星島被告は起訴事実を認め、責任能力についても争わなかった。公判の争点は量刑となっている。検察側は冒頭陳述の段階で、「遺族は皆、死刑を望んでいる」と厳しい処罰感情に言及しており、極刑を求めると予想される。

 第5回公判では、東城さんの姉を証人として尋問。姉は「幸せになりたい女の子の夢、未来、希望を奪わないで。だれでもいいという理由で殺され…訳が分からない」とやりきれない思いを吐露した。

 また、犯罪をたくらむ不特定多数の人々に対し、「(犯罪を)どうか思いとどめてください。たった1人の行動で、どれだけの人が傷つくと思いますか」と呼びかけた。

 星島被告に対しては、「死んでも許せません」と厳しい処罰感情を表した。

 一方、星島被告は被告人質問で、「遺族が『死刑なんて生ぬるい』と思うのは当たり前だと思う」と語った。

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