2009年01月26日(月) 10時34分
ネット預金移し替え=被害者宅に侵入、PCにウイルス−新手口の男逮捕・警視庁(時事通信)
他人のパソコンから盗んだ個人情報でインターネットバンキングにアクセスして預金を移し替えたとして、警視庁築地署が電子計算機使用詐欺と不正アクセス禁止法違反容疑で住所不定、無職近藤隆昌容疑者(37)を逮捕していたことが26日、分かった。被害者が郵便受けに置いていた合鍵を使って自宅に侵入。パソコンにウイルスを仕掛けてパスワードなどを入手していたという。
ウイルスはキーボードの入力情報を記録するなどの機能を持つタイプだが、ネット経由ではなく自宅パソコンに直接仕掛ける手口が明らかになるのは初めて。同署は、ネット上のウイルスは対策会社がすぐに防止策を講じるため、被害の発覚を遅らせる狙いで自宅に侵入したとみている。
調べによると、近藤容疑者は昨年1月、東京都中央区の男性会社員(36)のネット口座に不正にアクセス。別の被害者の身分証明書を使って開設したネット口座に男性の預金約900万円を移した疑い。900万円は複数の被害者名義の口座を移動後、引き出されていた。
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