人間の内面の描写などをテーマに米・シアトルで開かれている「ダマー映画祭」。その日本版を広島市で12月に開催する準備を、同市出身の映画美術監督部谷京子さん=東京都世田谷区=たちが進めている。
同映画祭は「心と心をつなぐ」がコンセプト。商業作品ではない30分以内の短編を公募。「猿の惑星」などの製作を手掛けたラルフ・ウインターたちが審査員を務め、テーマ性のある映画祭として注目を集めている。
計画では、「ダマー映画祭inヒロシマ」として12月11日から13日まで、中区の広島国際会議場をメーン会場に開く。映画館のシネツイン本通り(中区)や横川シネマ(西区)でも上映し、観客投票も募って受賞作を決定する。
作品の募集は2月下旬から。6月上旬にプレイベントとして同映画祭のディレクターを招いたワークショップ、6月20—26日には昨年度の優秀作の上映会を開く。